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生前整理と終活の違いは?意味や始める時期、やるべき事を解説

終活のプランを立てる

 

近年は、生前整理や終活という言葉を耳にすることが多いです。この2つは似ているため、何を行うのか、それぞれの違いがわからないこともあるでしょう。そこでこの記事では、生前整理と終活の違いを解説し、やるべき内容についてもご紹介します。

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生前整理と終活の違い

生前整理と終活の違いを、以下の2つより解説します。

 

  • 目的
  • 始める時期

目的

生前整理を行う目的は、「親族が遺品整理をする時の負担を減らすこと」です。持ち物が多い場合は、整理をするのに時間も手間もかかり、貴重品などもしっかり管理されていない時は、死亡後の手続きもスムーズにできません。そのため、元気なうちに持ち物を整理して遺族の負担を軽くします。

 

一方、終活の目的は「残りの人生を充実させること」です。やり残すことがあると後悔につながるため、悔いのない人生を送れるように行う活動全般を指します。そのため、生前整理も終活の一環として考えられます。

始める時期

生前整理と終活は、どちらも好きな時に始められます。一般的には、生前整理は60歳を過ぎたあたりから始めることが多く、体力があるうちに少しずつ持ち物の整理を行います。そのため終活を始める時期は人それぞれで、悔いのない人生を送れるよう、20代や30代の若いうちから始める人も多いです。

 

どちらも明確に始める時期が決まっているわけではないため、自分の人生設計や体力を考えて時期を決めると良いでしょう。

生前整理と終活は必ずやる?

生前整理と終活は、必ずやるという決まりはありません。しかし、近年は亡くなる時に、遺族に負担をかけたくない、悔いのない人生にしたいという思いから、始める人が増えています。そのため、やるかどうかは、今後の人生をどのようにしたいか、残された人にどうして欲しいかなどをかなどを考えて決めると良いでしょう。

生前整理の具体的な内容

生前整理の具体的な内容を、4つご紹介します。

 

  • 財産の整理
  • 遺言書の作成
  • デジタルデータの整理
  • 不用品の処分

財産の整理

生前整理では遺産の分与や相続のため、財産の整理を行います。その際、現金や預金だけでなく、土地や家、車など全ての資産を計算する必要があります。複数の項目があると管理が大変なので、ノートやパソコンなどで財産目録を作り、資産を明確にするとわかりやすいです。

遺言書の作成

財産整理をした後は、遺産の分与について考え、遺言書にまとめます。遺言書は必ず必要なわけではありませんが、遺産相続に関して希望がある場合は必ず書きましょう。また、残された人が遺産の問題で悩まないためにも、作成した方が良いです。

デジタルデータの整理

生前整理では、スマホやパソコンに入っているデジタルデータの整理も必要です。写真や動画などのデータだけでなく、SNSやアプリ、ネット通販、ネットショッピング、サブスクなどのIDとパスワードもノートに書き記すなど、わかりやすくしましょう。また、不要なものは解約するなどして、遺品整理を行う親族の負担を減らすことも大切です。

不用品の処分

生前整理では、不用品を処分する必要があります。基本的には、現在使用していないものは全て処分すると、遺族の負担を軽くできます。また、アルバムや思い出の品など、処分に迷ってしまうようなものも、あらかじめ廃棄したり、処分方法を伝えたり、負担にならないようにすることが大切です。持ち物が多いと作業が大変になるので、専門業者への依頼なども検討すると良いでしょう。

生前整理や終活は事前にやるべき事を確認しましょう

生前整理と終活の大きな違いは、行う目的です。生前整理は、遺族の負担を軽くするために行い、終活は、残りの人生を悔いなく生きるために行います。どちらも必ずする決まりはありませんが、人生を充実させたい、遺族に迷惑をかけたくないという思いから、近年は行う人が増えています。

 

生前整理では、財産の整理や不用品を処分を行いますが、人によってやることが変わることもあるので、事前に確認しましょう。

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