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廃油の活用方法は?リサイクル方法や取り扱い時の注意点について解説

廃油を原料とした石鹸

 

産業廃棄物の一種である「廃油」ですが、資源として再利用されていることをご存知ですか?本記事では、廃油の再利用方法や、リサイクル時の注意点などをご紹介します。リサイクルに関する知識のない方にも理解しやすく解説するので、ぜひ最後までお読みください。

この記事を読むための時間:3分

廃油は再利用できる

廃油とは、すべての産業や事業によって生じた、使用済み油のことです。種類や質によっては、リサイクル工場で加工して再生重油にしたり、化学反応を起こすことによって性質に変化を起こして、肥料や石鹸、塗料など別の原料としてリサイクルしたりします。現状では、日本国内で排出される廃油の4割程度が、リサイクルされています。

廃油はどのように再利用されている?

廃油は、リサイクルされることで形を変え、幅広い場面で役立っています。ここでは、廃油がリサイクルされてどのように生まれ変わるかの具体例を見ていきましょう。

別原料として生まれ変わる

廃油に化学反応を与え、別原料としてリサイクルする方法があります。数多くある油の中でも廃食用油は別原料にリサイクルするのに特に向いています。廃食用油を脂肪成分として調整して加工することで、工業石鹸や配合飼料、塗料などに再利用する方法が主流です。

 

また、廃食用油にメタノールや触媒などを加えて精製することで、化石燃料の代替燃料となるバイオディーゼル燃料を作り出すことができます。バイオディーゼル燃料は、バイオマスエネルギーの一つであり、地球温暖化対策の観点からも近年注目を集めている燃料です。

燃料としてリサイクル

エンジンオイルやギヤー油、油性切削油などのリサイクル可能な油は、処理工場に送られると、遠心分離や油水分離などの工程を経て、スラッジや水気を取り除かれます。不要なものが取り除かれた廃油は、再生重油としてリサイクルされ、製品化されるのです。

廃油リサイクルにまつわる課題

廃油リサイクルについて、いまだに課題も存在しています。例えば、リサイクル用の廃油を回収するためには、適切に分別されていることが必須条件です。しかし、廃油を排出する側の知識不足の問題で、分別が正確でないケースも珍しくありません。

 

また、リサイクルする際のコスト面の問題も無視できない課題です。廃油再利用のための技術コストが高価であったり、廃油処理に使用する分析機器の整備が不十分であったりなど、まだ問題点は多いといえるでしょう。課題を解決するためには、行政や消費者、事業者などがしっかり連携し、設計思想を共有した上で対策を講じなければなりません。

廃油をリサイクルする際の注意点

廃油が腐敗していたり、不純物や水分が多く含まれていたりすると、リサイクルできないケースもあります。できるだけ空気に触れない環境で保存し、異物混入を避けてください。

廃油を処理する際の注意点

廃油には様々な種類のものがありますが、中には「特別管理産業廃棄物」として扱われる危険な廃油も存在します。廃棄物に含まれる成分や品目を理解した上で、正しく処理する必要があるため、半端な知識で処理にあたるのは大変危険です。

 

そのような場合には、信頼できる廃油回収の業者に相談してみましょう。万が一許可の無い業者に依頼してしまうと、不適切処理として扱われてしまうため、業者選びは慎重に行う必要があります。

廃油はさまざまな方法で再活用できる!

本記事では、廃油の再活用方法や、リサイクル時の注意点などをご紹介しました。一部の油は、一度使ったら終わりというわけではなく、燃料としてや別原料として生まれ変わり、私たちの暮らしに役立っています。リサイクルを行うことで、地球温暖化対策にも役立つので、気になる方は、ぜひ廃油の回収業者に問い合わせてみてください。

 

 

 

 

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