賃貸住宅の退居の際、放置されたゴミ。

放置されたゴミの処分は、誰に責任があるのでしょうか？

いつもご利用いただいている不動産管理会社様よりご依頼がありました。

賃貸マンションの退居の際に出たゴミを、部屋に放置したまま引っ越していかれた状態でした。

基本的に出たゴミは、借主に処分する義務があります。

粗大ゴミや、家電リサイクル法に定められた品目などには、処分費用が発生しますので、後から料金を請求されることがあります。

もし借主に連絡がつかない場合は、保証人に支払い義務が及び、トラブルになってしまうので注意しましょう。

引っ越しのゴミはどう処分すればいいのでしょう。

引っ越し時に大量に出てくるゴミは、マンションや自治体で定められたゴミステーションに一度に出してはいけません。

まず、ゴミ収集日を把握して、計画的にゴミを捨てていきましょう。

粗大ゴミやリサイクル対象の廃棄物は、早めに処分の仕方を調べて、買取り可能な物と処分する物に仕分けをし、安心できる業者に相談・見積り・依頼をしましょう。

自分でクリーンセンターに持ち込めば、安く処分することもできます。

以前の部屋に忘れ物をしない為に

今回のご依頼の場合は、粗大ゴミやリサイクル対象の物は無かったので、管理会社様が処分費用を負担されましたが、全てのケースが良心的に処理されるとは限りません。

一つ心配なことは、「無断でゴミを放置し、他人に迷惑をかける」という行為は本人にとってどうなのだろうということです。

もし忘れ物などがあったとしても、親切に届けてもらえるでしょうか？

当社では、プロとして責任を持って、適切な処理をいたしますが、遺品など特別な品物は、個人によって全く価値が違ってきます。

大事な物を無くしてしまわない為にも、ゴミは自分で整理し、部屋やベランダ・収納の引き出しなどに大事な物を忘れたりすることの無いように、きちんと処分しましょう。