片付けと断捨離の違いは?それぞれのやり方や注意点を解説!
「片付け」は日々行うもので、掃除から物の整理整頓までの多くのものが含まれます。小さい子にも「片付けをしましょう」と声をかけるように、生活するうえで欠かせないものの1つです。一方で「断捨離」は2010年頃から流行り始めたもので、片付けとは少し意味合いが異なります。
本記事では、片付けと断捨離の違いについて、それぞれのやり方と注意点を解説します。両方を用いて片付けを進め、部屋をきれいにしていきましょう。
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片付けと断捨離の違い
「片付け」は、物を整理整頓する行為全体を指し、物の配置や収納を効果的に行うことを意味します。一方で「断捨離」は、不要な物を手放し、必要な物だけを残すことを目的とした行為です。断捨離は、物の量を減らし、気持ちや環境をスッキリさせることを重視しています。片付けが整理整頓全体を指すことに対して、断捨離はその中で特に不要なものを見極め取捨選択を行う一部の行為と考え方のことです。
片付けとは
片付けは、物や空間を整理整頓することです。片付けには物の整頓や収納の他、掃除も含まれています。日常的に行う片付けは、散らかったものを整えたり、ほこりやごみを取り除いてきれいな状態にしたりすることです。また、収納を見直したり物を整理したりするときにも片付けという言葉が使われます。
片付けのやり方
片付けは、主に次の3つの手順で進めていきます。
- 物を分ける
- 不要な物を処分する
- 物を収納する
ただ出ている物を適当な場所に置いておくだけでは片付けたとはいえません。片付いている状態とは、必要な物が適切なところに収められているということです。そのため、まずは必要な物とそうでない物を分け、不要な物は処分しなくてはなりません。そのうえで、必要な物を適切な場所に収納し、いつでも使いやすいように整えておくと、片付いているといえるでしょう。
また、日常的な片付けは、出ている物をあるべき場所に収納し、ほこりやごみを取り除くことです。最初に出ている物をしまった後に、掃除用具を使ってほこりやごみを取り除きましょう。
片付けの注意点
片付けは日々の暮らしのなかで繰り返し行うものです。一度片付けたからといってそれで終わりではありません。生活していれば毎日のようにごみは出るし、物も使います。その都度適切な場所に収納し、部屋を整えられるようにしなくてはいけません。そのため、次のことを意識しておくと、片付けしやすく、きれいな部屋を保ち続けられるでしょう。
- 1日1回短時間でよいので、片付ける習慣をつける
- 物は生活スタイルに合わせて収納し、片付けやすくする
- 物を増やしすぎずに、適切な量を保つ
断捨離とは
断捨離は不要な物を手放し、必要な物だけを残すことです。物理的な物だけでなく、感情や人間関係においても整理を行い、よりシンプルで充実した生活を目指します。断捨離は、過剰な「物への執着」をなくし、自分の意識を変えることも目的としています。
断捨離のやり方
断捨離は、主に次の3つの手順で進めていきます。
- カテゴリーごとに全ての物を集める
- いる物といらない物に分ける
- いらない物を処分する
まずは、カテゴリーごとに全ての物を集めます。集めたら、いる物といらない物に分けていきます。このときの判断基準は「汚れている」「壊れている」「サイズが合わない」などの他に「思い入れがあるか」という基準も入れて考えるといいでしょう。どうしても判断できない物は、いったん保留にしてしばらく間を空けてから処分するかどうかを決めても構いません。
いる物といらない物に分けられたら、いらない物は処分します。必要な物だけ残すことで、気持ちがスッキリとして日々の暮らしにも余裕が生まれるでしょう。
断捨離の注意点
一度に家中全ての物を断捨離するのは大変なので、身の回りの物から少しずつ進めていくといいでしょう。例えば、財布の中身やバッグの中身などから始めて、衣類・書籍などと広げていくと進めやすいです。また、断捨離は多くの物を捨てることだけが目的ではありません。そのため、後悔しないように、迷った物はすぐに捨てるのではなく、本当に必要かどうかをよく考えましょう。
片付けと断捨離で部屋を片付けましょう
家中が物で溢れていたり、散らかったりしていると感じたら、断捨離をして一度すっきりさせるといいかもしれません。本当に必要な物だけが残ったら、適切な場所に収納をして周りを整え、片付けを進めていきましょう。