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遺品整理はいつから始める?葬儀や四十九後など適切な時期を解説

遺品整理を行う部屋

 

人が亡くなった時は、相続人が遺品整理を行います。しかし、初めて行う場合はいつから始めるのが適切か、わからないこともあるでしょう。そこでこの記事では、遺品整理を行うタイミングと、始める時期に迷った時の対処法を解説します。

この記事を読むための時間:3分

遺品整理はいつから始めるのが最適?

遺品整理は、基本的にいつから始めても大丈夫です。最適なタイミングは人によって変わるため、自分のできる時に行うと良いでしょう。ただし、相続税の申告が必要な場合は、亡くなってから10ヶ月以内に遺品を含む全ての遺産総額を計算するので、遅くともそれまでには作業を終えなくてはいけません。

遺品整理を始める一般的なタイミング

遺品整理は、以下の5つのタイミングで始めるのが一般的です。

 

  1. 葬儀後(亡くなってから7日以降)
  2. 役所の手続き後(亡くなってから14日以降)
  3. 四十九日の法要後(亡くなってから49日以降)
  4. 相続放棄の申告前(亡くなってから3ヶ月以内)
  5. 相続税の申告前(亡くなってから10ヶ月以内)

葬儀後(亡くなってから7日以降)

遺品整理を行う1番早い時期は、葬儀や告別式を終えたタイミングです。亡くなってからおおよそ7日以降となり、葬式のために親族が集まっていることも多く、手分けして作業できます。

 

故人が賃貸に住んでいて家賃がかかる場合や、施設に入居していて片付けの期限が決まっている場合は早めに整理する必要があるので、この時期から行うと良いでしょう。しかし、亡くなってから日が浅いと悲しみが深く、遺品整理まで頭が回らないこともあります。

役所の手続き後(亡くなってから14日以降)

遺品整理は、役所の手続きを終えた後も行いやすいです。亡くなってからおおよそ14日以降となり、時間の余裕ができるタイミングなので、始める人が多くなります。しかし、葬儀後と同様、亡くなってから日が浅いため、故人の物はまだ残したいと思う人もいるでしょう。

四十九日の法要後(亡くなってから49日以降)

遺品整理は、四十九日の法要後に行う人も多いです。故人は、亡くなってから49日間は現世にいるという考えがあり、その期間は部屋を片付けるのに抵抗がある人もいます。

 

そのため、四十九日の法要後は、故人や遺族の気持ち的にも整理にふさわしいと言われ、始める人が多くなります。また、法要のために親族が集まっていることも多く、遺品の処分や形見分けについて相談したり、手分けして整理したり効率よく作業できる時期です。

相続放棄の申告前(亡くなってから3ヶ月以内)

遺品整理は、相続放棄の申告前までに行うことも多いです。相続人は、故人の財産だけでなく負債も引き継ぐ必要があり、借金が多い場合は亡くなってから3ヶ月以内に申請を行うと相続放棄できます。

 

そのため、それまでに遺品整理をして遺産の状況を確認する人が多くなります。ただし、相続放棄を視野に入れている場合は、遺品の処分や形見分けをしてしまうと相続したものと見なされるため、財産の確認をするだけにしましょう。

相続税の申告前(亡くなってから10ヶ月以内)

遺品整理は、相続税の申告前までに行うケースも多いです。遺産の総額が非課税額を超えている場合は、亡くなってから10ヶ月以内に申告が必要になり、それまでに遺品整理をして、保険や土地などの全ての遺産総額を計算しなくてはいけません。申告期限を過ぎた場合は延滞税が課されることもあるので、余裕を持って済ませましょう。

遺品整理をいつから始めるか迷ったら

遺品整理をいつから始めるか迷った時の対処法を、2つご紹介します。

 

  • 家族や親族に相談する
  • 遺品の量で決める

家族や親族に相談する

遺品整理のタイミングに迷った時は、家族や親族に相談すると良いでしょう。初めて遺品整理をする時はわからないことも多く、故人が亡くなった衝撃で頭が回らないこともあります。自分一人で抱え込む必要はないので、誰かに相談をして、気持ちを落ち着けながら始めるタイミング考えれば大丈夫です。

遺品の量で決める

遺品整理を行うタイミングは、持ち物の量で決めるのも良いでしょう。荷物が少ない場合はそこまで時間はかかりませんが、持ち物が多いとその分時間がかかり、作業するのも大変になります。相続放棄や相続税には申告期限があるので、事前に遺品の量を確認して、どのくらい時間がかかるか考えてタイミングを決めましょう。

遺品整理は計画的に始めましょう

遺品整理は、いつから始めても大丈夫です。一般的には、役所の手続きや四十九日の法要後に始めることが多く、人によってタイミングは変わります。ただし、相続放棄や相続税の申告を行う場合は期限があるので、それまでに最低限の整理をしなくてはいけません。直前になって慌てることがないよう、遺品整理は計画的に始めましょう。

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