ブログ


廃食用油とは?現状や廃油のリサイクル方法について徹底解説

食用油

 

工場や飲食店から排出される「廃食用油」は、量が年々増えているという問題を抱えていますが、リサイクル価値が高いというメリットもあります。そこで今回は、廃食用油のリサイクル法や、廃食用油の現状について解説していきます。資源のリサイクルに興味がある方や、油の処理についてお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。

この記事を読むための時間:3分

廃食用油とは

廃食用油とは、食用油の使用後の状態です。また、事業に伴い発生する潤滑油や絶縁油、洗浄油、切削油等の産業廃棄物も、廃食用油に分類されます。廃食用油はリサイクル可能で、加工後に燃料として再利用したり、別の原料として再利用したりなど、広く役立っています。

廃食用油の現状

ここでは、廃食用油の排出量や回収率などを見ていきましょう。

廃食用油の排出量

全国的に見ると、廃食用油は年間およそ40万トン〜50万トンほど排出されています。

廃食用油の回収率

廃食用油のリサイクル状況として、食品産業や外食産業などから排出される油の大半が回収されています。古い油を精製して成分を調整することで、再びさまざまな用途に使用されるのです。

 

一方、一般家庭や個人の飲食店から排出される廃食用油の回収率は高いとは言えません。燃えるゴミとして焼却されたり、キッチンの下水にそのまま流されたりして、水質汚濁の大きな原因となっています。植物性の食用廃油をそのまま下水に流した場合、元の水質に戻すためには油1Lあたり30万Lのきれいな水が必要です。資源を無駄にしないためにも、回収率をもっと高めていく必要があるでしょう。

廃食用油のリサイクル方法

集められた廃食用油は、不純物を取り除いて精製し、成分を調整することで、バイオディーゼルと呼ばれる燃料に生まれ変わります。バイオディーゼルは、軽油の代替品としての役割を果たす燃料で、使用時に排出されるガス量が通常の燃料の1/3ほどに抑えられる点も魅力です。

廃食用油をリサイクルする際の注意点

ひと口に廃食用油といっても、さまざまな種類のものがあり、成分もそれぞれ異なります。リサイクルに適していない廃食用油も存在するため、リサイクルを依頼する前に、油の種類を確認しておきましょう。

 

また、油が酸化していたり腐敗していたりする場合は、リサイクルできないケースもあります。保管方法には十分注意して、出来る限り劣化を防いでください。リサイクルできるか不明な場合には、廃油の回収業者に相談してみましょう。

廃食用油をリサイクルするメリット

廃食用油をリサイクルして、軽油の代わりにバイオディーゼル燃料を積極的に使うことで、資源を有効活用することができます。また、多くの油が生活排水として川に流れ込まないようにすることで、水質汚染を軽減できるでしょう。

 

一般家庭や飲食店では、使用済みの油は紙に吸わせてから燃えるゴミとして処分することがほとんどです。しかし、廃油をリサイクルに回すことで、出るゴミの量を減らすことができます。廃食用油をリサイクルすると、排出する側にとっても、環境にとっても良いことずくめです。

 

日本だけではなく、世界中で廃食用油のリサイクルは注目されています。アメリカや中国、韓国などにおいても、回収率を高めるための政策が講じられており、今後ますます油のリサイクルが盛んになるでしょう。

廃食用油をリサイクルして環境保全に努めよう

本記事では、廃食用油の現状やリサイクル方法について解説しました。工場や飲食店から排出される廃食用油は、軽油の代わりとなるバイオディーゼルへと生まれ変わり、環境保全に役立ちます。油のリサイクルは、ゴミを減らすことができるなど排出する側にもメリットがあるため、興味のある方は、ぜひ廃油の回収を行なっている業者に問い合わせてみてください。

 

 

 

食用油の処理は、大光物産株式会社にお任せください!

愛媛県松山市に拠点を置く大光物産株式会社では、法律に基づいた安心・安全な廃食用油の回収サービスを提供しています。

定期的な回収からスポット対応まで、プランを提案しております。

 

廃食用油の処理にお困りなら、ぜひお気軽にご相談ください。

詳細やお問い合わせはこちらから:[お問合せフォームリンク]

プライバシーポリシー  /  特定商取引に基づく表記      Copyright (C) 2019 大光物産株式会社. All rights Reserved.