【SDGs】環境問題に関する項目は?達成のためにできることを紹介
SDGsは、世界が抱える様々な問題に関する国際目標のことですが、その内容に目を通したことはありますか?今回は、17個あるSDGsの目標の中で、環境問題にまつわるものをご紹介します。解りやすく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
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SDGsとは
SDGsとは、2015年に開催された国連サミットで制定された国際目標のことで、17個のゴールと169個のターゲットで構成されています。ゴールやターゲットは、平和や繁栄、貧困、不平等、環境劣化、気候変動などの様々な課題に注目した中で決められたものです。
【SDGsのゴール】環境問題に関する項目5つ
SDGsの目標には、グローバルな課題が掲げられていますが、その中でも環境問題に関する項目を5つピックアップして解説します。
安全な水とトイレを世界中に
ゴール6の目標では「世界中の人が安全性の高い水とトイレを持続的に利用できる」ことを目指しています。
この目標を達成するためには、化学物質や汚染物質の含まれた排水をなくし、水質を改善しなければなりません。また、河川や海洋、森林、山地、沼地など、水に関する生態系を守る必要もあるでしょう。これらの目標は、開発途上国だけではなく、世界全体で取り組むことが大切です。
また、すべての人が排泄を野外で済ませるのを防ぐために、トイレ施設や下水施設を整備する必要があります。水や衛生面を管理する地域コミュニティーをまとめ上げ、他国も教育分野や技術面において国際協力を行うことがターゲットとして設定されています。
エネルギーをみんなにそしてクリーンに
ゴール7では、「世界中全ての人々が、不自由なく電気などのエネルギーを使えるようになること」が求められています。環境を破壊せずにエネルギーを使用し続けるためには、風力や太陽光など自然のパワーを動力とした再生可能なエネルギーを普及させることが大切です。
そのため、ゴール7のターゲットには、再生可能エネルギーが占める割合を拡大させることや、エネルギー効率の改善率を世界的に倍増させることなどが定められています。
気候変動に具体的な対策を
世界中には、集中豪雨や干ばつなどの自然災害による被害に苦しむ人々が多く存在します。一部の自然災害は、地球温暖化による気候変動が要因になっていることも少なくありません。
そのため、地球全体で環境問題に取り組み、平均気温の上昇を抑えるとともに、自然災害に対する適応力や強靭性を強化する必要があるという内容のターゲットが設定されています。
海の豊かさを守ろう
ゴール14は、海や海の資源を守るために設定された目標です。海洋ゴミは年々増え続け、海に存在するプラスチック製のゴミだけでも、およそ1億5000万トン以上だといわれています。このまま増え続けると、2050年頃には海の魚の数を上回る、海洋ゴミの量になるとされています。
また、1970年の海と2012年の海を比較すると、海の生き物の個体数がおよそ半数に減少しました。海洋生物が減少した理由は様々ですが、海洋ゴミや廃油による海洋汚染、地球温暖化、魚の乱獲により、海の生態系が崩れてしまっていることが指摘されています。
出典:Living Blue Planet Report 2015 (wwf.or.jp)
綺麗な海を取り戻し、海洋資源を保全するためには、一人一人がゴミの削減やリサイクルに興味を持ち、ビーチクリーン運動などに参加することが大切です。
陸の豊かさも守ろう
SDGsのゴール15は、陸の豊かさを守って砂漠化を防ぎ、様々な生物が安全に生きられるように設定された目標です。
地球上の陸地面積の30%以上が森林だといわれていますが、近年では、1年に1,300万ヘクタールの森林が失われています。1,300万ヘクタールと聞くと想像もつきませんが、東京都の面積59個分に相当する広さです。陸の生態系が崩れることで、毎日たくさんの動植物が絶滅の危機に瀕しています。
生物の多様性や陸の生態系を守り、陸の資源を持続可能な形で利用できるよう、様々な視点からのグローバルなターゲットが設定されています。
環境問題に関する項目達成のために個人でできること
SDGsを達成するためには、個人の毎日の取り組みが大切です。例えば、マイボトルやエコバックなどを持ち歩いてゴミの削減に努めたり、地産地消を心がけて、輸送中の排気ガス削減に努めたりするのも良いでしょう。また、日々の生活以外では、環境問題に真摯に取り組んでいる団体や政府を支援することも大切です。
環境を守るために、小さなことから始めてみよう
本記事では、SDGsの環境にまつわる項目について解説しました。安全な地球を存続させるためには大きな変化を起こす必要がありますが、まずはSDGsのゴールとターゲットを着実に達成していくことが大切です。まずは、毎日の暮らしの中で気をつけられることがないかを考え、自分なりに環境保全に取り組んでみましょう。
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